2018-01-01から1年間の記事一覧
突然ですが、皆さんは電車の“つり革”を見たことがあるでしょうか…? 一般的につり革とは、電車などの乗り物で、立っている乗客たちが、乗り物の揺れや動きから身を守るために、上から吊るされている道具のことを言います。 また、電車のつり革は多種多様なも…
こんばんは、こんにちは、もしくは、おはようございます。 こういう記事を書くの、久しぶりな気がしますが、どうかお手柔らかにご覧いただけたら幸いです。 突然ですが、皆さんは「くす玉」を割ったことがありますでしょうか!? 一般的に「くす玉」といえば…
着火した線香花火からパチパチと火花が散るように、刹那的にすべては過ぎ去っていく。そんな一瞬の生活のなかにも一瞬はたくさんあるから、ひとつ残さず全部を丁寧に切り取ってシャッターを押したいけれど、次々とやってくる明日は待ってくれない。渦巻いた…
発車のベルは、伝えられなかったあの子への気持ちやモヤモヤを埋めるかのように脳内の隙間に鳴り響く。流れていく夜景を眺めながら、無意識の向こう側にまでたどり着こうとするけれど、何も知らないから言葉の概念の輪郭をなぞることしか出来なくて、未熟な…
マスタード色に塗られた記憶のなかでは、誰かを好きになることさえも、退屈になって気が緩む。与えられた場所で花を咲かせるために、あらゆる手を尽くすけれど、あんまり上手くいかなくて、“慣れ”というものに自分が染まっていく。このままでいいのかなあっ…
読書感想文と人権作文とポスター、教科の宿題と自由研究。夏休みが始まって、どうにかして7月中にすべての宿題を片付けようと意気込むけれど、それは言葉だけで摩耗して、気付いたらお盆過ぎになっていたりして、もうすぐ夏休みが終わろうとするなか、必死で…
真っ白な絵の具のキャンバスに、感情という色が混ざり合って、ひとつひとつの色が結び合って虹色に輝いていた。今でもあの頃の記憶を鮮明に思い出すことができるのは、ダイヤモンドの原石のように、光沢を帯びてキラキラに煌めいていたからだろう。何事にも…
薬の副作用的な速度で、夏の蒸し暑さは、好奇心旺盛な子どもの頃の身体を刺激してくる。時間とともに少しずつアップデートされてゆく探求心や知的好奇心は、夏場になると、とどまることを知らない。朝早くから捕まえにいったカブトムシと、虫よけスプレーの…
終業式がおわり、待ちに待った夏休みの開幕が告げられる。夏休みは何して過ごそうかなってぐるぐる考えていたあの時間が好きだった。ランドセルに詰め込まれた重くて大きな荷物は、楽しみに満ち溢れた夏休みを体現しているようだった。真夏の日射しとセミの…
突然ですが皆さんは結婚披露宴に参加したことがありますでしょうか? ちなみに僕はありません。参加したことがない、と言い切るとウソになってしまいますが、18年くらい前に、一度結婚披露宴に行った記憶があるのですが、そんな遥か遠い記憶の類は、経験した…
空が薄暗くなってきたころ、恋のモヤモヤに似た蒸し暑さ漂う空気を肌で感じながら、どこか知らない遠い場所で、野太く鳴り響く花火の音が、かすかに耳に飛び込んでくる。それに気を取られて、そっと窓のカーテンに手を伸ばす。僕がこの部屋にいるあいだに、…
「もし宝くじで10億円当たったら何したい?」誰もが一度は妄想したことのある議題だろう。貯金?海外旅行?高級車買う?一軒家購入?アメリカン・ドリームを夢に見る頭の中の妄想はとどまるところを知らずに、私たちの時間をいともたやすく奪っていきます…
無数に立ち並ぶビルの街並みや、地下鉄の駅のホームのにおい、暑い季節が間近に迫って期待と不安に胸を躍らせる6月。儚く刹那的に、何度も“あの頃”を思い出しては、らせん階段のようにスルッと頭から抜けてゆく。悲しい思い出も、楽しい思い出もぜんぶ、年齢…
いつも見ている景色なのに、今日はどこか違って見えた。旅から帰ってきた日は、身体に絡まる隅々の細胞たちが言うことを聞いてくれなくて、摩耗し切った肉体に残るのは猛烈な疲れと眠気しかない。次々と目の前に現れる見慣れない風景に、日常では味わうこと…
他人の感情に惑わされたくないって嘆きながらも、自分の刹那的な感情で他人を惑わしている自分自身に嫌気がさしてしまうことがある。こんな自分が嫌だなあって思いながらも、受け止めていくしか方法はなくて、できるだけ自分の負の感情は外に出さないように…
突然ですが、皆さんは今までにリレーをしたことがありますでしょうか? リレーとは、バトンと呼ばれる縦長で筒状の道具を、第一走者から順番に第二走者、第三走者へと渡し繋いで行き、タイムを競う競技のこと。小中学生の運動会や体育祭で、クラス対抗リレー…
ちゃんと元気に生きてるよって伝えるために、両親とは月1くらいで会っているんだけれど、会うたびにほんとに自分は両親に何も親孝行できていないなって思ったりする。そもそも親孝行って何だろうって考えたりするんだけれど、僕はもう生きているだけでれっき…
3月も早くも中旬になって本格的に季節が移り変わっていく。僕は“春”という曖昧な季節が大好きだ。春から連想される言葉の中でパッと出てくるのは“卒業”という2文字だ。この時期になると無意識的にYouTubeで卒業ソングを聞いている自分がいる。ダイヤモンドの…
思い返すとあれは約9か月前。2017年5月1日、BUMP OF CHICKENツアーPATHFINDERが発表された日だ。あまりの突然すぎる大きな情報に僕は戸惑いと嬉しさを隠せなかった。反射的に感情が昂ぶってしまった。彼らはいつもこうだ。大きくて膨大な情報を一気に発表し…
あれは5年ほど前のできごと。WILLPOLISツアーで、初めてBUMPのライブに参戦したのが日本ガイシホールだった。しかもライブというイベント自体が人生で初めてで、どことなく幼かった自分にとっては、すごく楽しみで緊張していたのを今でも鮮明に覚えている。…
小学校の頃の思い出のかけらを摘む作業が大好きだ。夢を見ていた、見させてくれていたあの頃に思いを馳せるのは楽しい。もっと過去の自分を好きでいたい。何もかもに素直だったあの頃のまま、今に至れたらなって、時々思う。忘れてしまったこと、失ってしま…
明けましておめでとうございます。2018年。平成30年。こうやって数字で、今生きている時代をあらわすと、近未来的な道の上を歩いているような、そんな感覚を覚える。当たり前が当たり前じゃないような、時間が過去のどこかで止まっているような、そんな感覚…