台湾旅行記 VOL.1
お久しぶりです。floatです。季節も秋らしくなってきて、寒暖の差が激しい日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕はと言えば、そうです、タイトルにもあるように10月12日から15日まで台湾に行ってきました。ちなみに大学の友達3人と行きました。しかも人生で初めての海外旅行。初めてということもあり、期待:不安=6:4くらいの割合で前日の夜は頭の中がモヤモヤして深い眠りにつくことが出来ませんでした。
こんな感じで、二泊三日の台湾旅行に行ってきた話を綴っていきたいと思います。
とりあえず、空港に行かないことには旅行がスタートしないので、まず中部国際空港(セントレア)に向かうことにしました。ちなみに高校の修学旅行以来の中部国際空港だったので、約4年ぶりに見る景色でした。
かなり余裕を持って家を出たため、空港でもだいぶ時間に余裕がありました。そこで僕たちは、セントレアの魅力の一つでもあるスカイデッキへと足を運びました。
とりあず風が凄まじい。
もしここでトランプゲームをしようものなら、トランプが強風に流されてゲームどころではなくなるでしょう。また、強風に加えて雨が降っていたら間違いなくTMRごっこをやっていたと思います。私たちがスカイデッキにやって来た時間は14時くらいだったのですが、もう少し遅い夕暮れ時や、真っ暗な夜に足を運ぶとまた違った景色が楽しめると思いました。もはやスカイデッキで夜景を楽しむためだけにセントレアを訪れても良いと思います。
スカイデッキで予想以上にテンションが上がり、大満足してしまったので、セントレアでお土産を買って家に帰ろうかと思ったのですが、飛行機に乗らないと話が進まないので、暇を持て余しながらも、セントレアを隈なく散策しました。
発着便のスケジュール表を見ていたら、優しいスタッフのおじいちゃんが声を掛けてくださり、丁寧に教えてくれたので、ついついおじいちゃんに惚れてしまいました。将来はああいうおじいいちゃんになりたいと強く思いました。
そんなこんなでセントレアを散策すること約1時間。ようやくフライトの時間となりました。機内には飲み物は持ち込み禁止ということで、家から持参してきた、1口だけ飲んだおーいお茶を強い罪悪感と虚無感を感じながらも胃の中ではなくゴミ箱に流し込み、荷物検査を受け、颯爽と飛行機に乗り込みました。
今まであんまり海外へ行くという実感が沸かなかったのですが、飛行機に乗って初めて身に染みてきました。
飛行機に乗った時のワクワク感は、高校の修学旅行を思い出させました。懐かしい気持ちと初めての海外という期待と不安な気持ちが互いに交錯し合い、訳の分からないテンションになっていました。加えて僕は飛行機がすごい苦手なので、離陸前の気持ちは、懐かしさ:期待:不安=1:1:8くらいでした。
もし墜落したらどうしよう、上手く離陸出来なかったらどうしよう、フライトの途中に強い乱気流に巻き込まれて機体が大きく揺れ最悪な事態になったらどうしよう、着陸の時に車輪が上手く出せず滑走路に機体ごとダイブしてしまったらどうしよう...といった不安な考えが頭をよぎり、もはや旅行どころではありませんでした。
中学の社会の先生が「飛行機とかいう鉄の塊がなんで空を飛ぶのか分からない。」と言っていたのを覚えていますが、まさにその通りです。考えただけで朝も起きれません。
これまで長々と文章を書いていましたが、まだ日本を出ていません。
そんなこんなでようやく離陸の時間となり、日本の地を離れました。離陸する時の身体がフワッとする瞬間が未だに慣れません。おそらくジェットコースターなどの絶叫系の乗り物が好きな人は、あの感覚が堪らないのでしょう。僕には理解に苦しみます。
これは機内から撮影した写真です。太陽が海に沈む瞬間の儚さと虚しさが入り混じった自然の神秘を間近で見ることが出来ました。おそらく「機内から撮った写真グランプリ」があれば間違いなく堂々の1位を獲得出来るでしょう。
そんな夕暮れと共に機内食を楽しみました。キャビンアテンダントの方に「Beef or Chicken?」と聞かれたので、すかさず「Chicken」と答えました。このフレーズ、英語の教科書でしか聞いたことがなかったのですが、初めてリアルに聞くことが出来たので良い経験になりました。それにしても「キャビンアテンダント」という文字、そして響き、何とも言えませんね。「キャビンアテンダント...キャビンアテンダント...」何度でも口にしたくなります。それにしてもキャビンアテンダントさんはやはり美人の方が多いです。そして何より良い接客、優しい、美人、これはもう惚れるしか道筋はなさそうです。
約2時間半のフライトを終え、ついに着陸態勢になりました。「車輪が滑走路に無地着きますように」と祈りを込めながら、機体が揺れてフワッとする感覚と闘っていました。そして着陸した瞬間は思った以上の揺れはなく、怖さもさほど感じることなく、ついに台湾に到着しました。そして飛行機から降り、心の中で叫びました。
台湾きたあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紛れもない、ここは台湾です。海外です。日本ではありません。ここ何湾?東京湾でも、伊勢湾でもありません、そうですここは台湾です。
写真は台湾桃園国際空港です。「TAIWAN」の表記がありました。
空港で歩いていると目に移る何もかもに新しさや新鮮さを感じました。目に移る人、景色、風景、耳に入ってくる言葉、言語、吐息、これら全部は地球というカテゴリーではすべて同じだけれど、国というカテゴリーだと全部が違う。ちょっとだけ頭の中の概念のストッパーが外れた気がしました。まるで全く違う異世界に迷い混んだような気さえしました。もうこうなってくると不安しかありませんでした。
荷物を受け取り、銀行で通貨と交換し、Wi-Fiの登録を済ませようとしました。が、何故か3人ともWi-Fiの登録が出来ず、戸惑っていましたが、「時間がもったいない」という理由で潔く断念しました。ちなみにWi-Fiの登録をしておくと、台湾の主要なスポットでWi-Fiが無料で使うことが出来ます。
肝心のWi-Fiが使えないという大きな不安要素を抱えながら、調べてきたメモを頼りに宿泊予定のホテルへと向かうことにしました。ここですでに時刻は20時過ぎでした。
とりあえず、台北駅に向かうためバスに揺られながら、風景を楽しんでいました。「台湾のバスは運転が荒い」とどこかで聞いたことがありましたが、思っていたよりも快適でむしろ睡魔にすら襲われました。
走っていると意外と日本の飲食店が多いことに驚きました。吉野家、マック、モスバーガー、サイゼリア、スターバックスなどが多かった印象です。特にコンビニチェーン店、中でもファミリーマートとセブンイレブンがめちゃくちゃ多かったです。セブンイレブンの隣にファミリーマートがあったり、セブンイレブンの向かい側にまたセブンイレブンがあったりと訳の分からない配置があったので、競争する気もさらさら無いのでしょう。そこにはもはや争いが無くなった平和な土地でもありました。
1時間くらいバスに揺られながら台北駅に到着しました。
そこからホテルまでの交通手段はMRTという鉄道、つまり地下鉄です。台湾の地下鉄は日本の地下鉄と同じようにそれぞれの路線が色で分けられているので、とても分かり易かったです。また台湾の地下鉄は、飲食禁止で破ると罰金があります。正直口の中にフリスクやガムを含んでいても飲食してることに気付かれそうにないと思うのですが、実際はどうなんでしょう。そのおかげもあり、地下鉄は日本に比べて綺麗でした。そして何より広い。
そしてMRTでは悠遊カードという、日本で言うSuicaなどのICカードが存在します。また悠遊カードはMRTだけでなく、バスや一部のお店などでも使用することができ、とても便利なカードです。特にMRTでは、悠遊カードを使用すると交通費が2割引きになるという素晴らしいサービスがあり、僕たちはこれは買わざるを得ないという心意気で購入することにしました。悠遊カードを購入し、地下鉄に乗りホテルのある駅を目指します。こんな海外初めての地下鉄も満喫しながら、帰路へ着きます。
そしてホテル最寄りの駅に到着しました。この時点でもう22時過ぎていたと思います。
そして駅からホテルまで、今思えばめちゃくちゃ簡単なルートで迷う要素が無かったのですが、初めてで暗かったということもありあり得ないくらい迷い倒しました。グーグルマップを使えば一発だったのですが、なんせWi-Fiが使えなかったので、ホテルを探すのに一苦労でした。
そしてようやくホテルを見つけ、チェックインを済ませ、ベッドにダイブし、さあ就寝と思ったのですが、お腹の空き具合がピークに達していたので、とりあえず食事をするため外に出ました。この時点ですでに0時は回っていました。この時間になるともう何処のお店も閉まっています。辺りを散策しているとこんな場所を見つけました。
これは言うまでもなくあれですね。ポケモンのジムですね。7個目か8個目辺りのジムってこんな感じにハイテクな建物ですよね。おそらくジムリーダーは電気タイプのポケモンを繰り出してきそうです。
ちなみに中は光に纏われて神秘的な空間が演出されていました。
夜遅い時間帯だったのでほとんど人の気配もなかったです。そして足を進めていると、こんな広告が目に入りました。
この広告の下の人をみて友人が透かさず「ノンスタイルの井上に似てない?」と言い出したので、上手く突っ込もうと思ったのですが、思ったよりインパクトが強く、挙句の果てにはもう井上にしか見えなくなってしまったので、僕は負けた気分になりました。今改めてみるとそんなに似てないですね。深夜のテンションって怖いです。
飲食店は空いてなかったのですが、ホテルの近くに屋台がありました。私たちは、無人島で生き延びるための食料をゲットした時のような感動を覚えながら、屋台へと足を運びました。屋台では、日本では見たことの無いようなものが沢山ありました。
屋台では適当に美味しそうなものを購入。
そしてさらにホテル周辺を散策しつつ、晩御飯につて話し合っていましたが、夜遅すぎてどこの店も空いてなかったので、渋々ホテルの1階にあるコンビニに入り、お寿司を購入して屋台で購入したものと共にお腹を満たしました。この時点で深夜1時を過ぎていたので、夕飯というよりもはや夜食です。
そして思ったより屋台で購入したものが美味しく、特に玉子麺というラーメンとても美味でした。なんでこんなにも美味しいんだろうと議論をしてましたが、おそらく深夜のカップラーメン効果だろうという結論に辿り着きました。それにしても深夜に食べるカップ麺ってなんであんなに美味しく感じるのでしょう。昼間に食べるのと深夜に食べるのとでは味に雲泥の差がありますよね。
こんな感じで空腹を満たしつつ、ホテルに戻り適当に駄弁りつつ気付いたら4時だったので眠りに就きました。台湾の気温は日本より比較的暖かく、過ごしやすかったです。
そんなこんなで、ようやく1日目が終わりました。
見ての通り、1日目は飛行機に乗って台湾に着いてホテルを目指しただけです。
本番は2日目からです。
こんな感じで今回はこの辺りで!VOL.2に続きます。
ではでは!謝謝!!