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「音楽を楽しむ」って何だろう?

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「”音楽”は日常生活において、生きていく上での必需品として、優先順位は決して高くないけど、あって困るものでもない、また無いと困るものでもある。」

 

BIGMAMAの金井さんが、ライブのMCで言っていた言葉です。うろ覚えで申し訳ありませんが、趣旨は合っていると思います。

 

日常生活において音楽は無くても生きていけると思います。しかし、音楽が在ることによって、その場の雰囲気を良くしたり、心や気分が落ち着いたりします。またライブやカラオケに行くと、音楽と一心同体となり、飛躍的に心が躍らされます。

 

また、音楽と一言で言ってもジャンルは様々で、それによって楽しみ方も人それぞれです。

 

最近は、音楽の向き合い方に対して疑問というか、意味のない自問自答を繰り返してます。日本人の多くは、音楽をメロディから入るらしく、テンポやリズムが何となく良ければ「好き」って感覚に陥りやすいと思う。でも僕はめちゃくちゃ歌詞を気にしてしまう。というかもはや歌詞を気にする癖がついてしまっていると言っても過言ではない。

 

歌詞を気にすると、その歌詞を書いた人に興味の矛先が移り、その人がどんな状況で、境遇で歌詞を書いたのか、どういう経路でこのような歌詞を書くに至ったのか、歌詞にはどのような意味が込められているかなど、歌詞を書いた人の思考を辿ってしまう癖がある。ちなみに、このようなことを友人に話すとあまり理解してもらえないので、若干寂しかったりします。

 

また、このような歌詞を気にする精神は、自分自身の知的好奇心を燻られたりするので、人生において役に立っていることも多々あります。

 

例を挙げると、藍坊主のボーカルであるhozzyさんの書く歌詞は哲学的で個人的に好きです。藍坊主のHPにhozzyさんが10年くらい更新し続けているコラムが存在するのですが、その内容がhozzyワールド全開で全く飽きずに読むことが出来ます。

 

昔のコラムを読み漁ると、哲学的な内容ばかりで、よくこんな頭の片隅で考えていることを分かりやすく文字に起こすことが出来るなぁと感心させられます。

 

実際僕自身も、コラムを読んで、哲学やそれに派生した学問である心理学に興味を持ち、図書館に行っては哲学関連の本を借り、読み漁っていた時期がありました。若気の至りからなんでしょうか、行動力がすごいです。そして今はそんな行動力はありません。行動力だけワープしてきて欲しいと願うばかりです。

 

よって「あなたにとって「音楽を楽しむ」とは何か?」と問われたら、「歌詞を書く人の思考を辿り、知的好奇心を燻ること」と答えます。あくまで個人的な意見ですが。

 

もちろん答えが、「ライブに行って身体を動かし、日々のストレスを発散すること」や「午後のゆったりとした時間に、ティーブレイクと共に、心に安らぎを与えてくれるもの」や「ギターをかき鳴らし、本人の真似をすること」など正解は存在しません

 

皆さんは、「音楽」をどんな風に捉えているのでしょうか。車内BGM?ライブ?カラオケ?癒し?安らぎ?ストレス解消?喜怒哀楽に寄り添ってくれる存在?

 

 

みんな違ってみんないい。

 

 

小難しく考えれば考えるほど、深いところに辿り着きそうなのでこの辺りで止めておきます。

 

もう一生、音楽ってものと付き合っていくと思うと、音楽の正体を知りたくなりますよね。人工的に作られたものなんだろうけど、たまに音楽、つまり音に意識があるんじゃないかってくらい心の奥底まで響いてくる時がありますよね。あれは何なんだろう。無意識が意識に変わる瞬間というか、ハッとさせられるというか、衝撃が走るというか。

 

 

音楽ってまだまだ膨大な可能性を秘めている気がします。

 

 

それでは今日はこの辺で!