こんにちは。初めましてfloatと申します!
※後半、セットリストなどのネタバレが含まれます。
5月8日(日)は「BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 “BFLY”in NAGOYA DOME」に参戦して参りました。

自分としては、「WILLPOLISツアー2014」の時以来のライブでしたので、実に約2年ぶりとなりました。
...そんなこんなで月日は流れ、遂にライブ当日となりました。
物販は9時開始ということで、始めは8時くらいに行こうかと企んでいたのですが、僕は現在三重に住んでいるため、現地に8時に着くためには、途轍もない早起きをしなければいけないということに気づき、即座に断念しました。
「11時くらいに着けば良いだろう...」こんな甘い考えで、8時に起き、9時過ぎの電車に乗って現地へと向かいました。
にしてもめちゃくちゃ電車内が混んでいました。普段の日曜の朝ってこんなにも人が多いのかと疑問に思いましたが、冷静になって考えてみるとGWの最終日だからだったんですね。にしも多い...。
結局僕は、ずっと立ちっぱなしで、名駅から地下鉄へ乗り換え、そこでもほぼずっと立ち状態。ナゴヤドームへ到着するまでにトータル2分しか着席時間が取れなかったため、足は悲鳴をあげてました。

なぜか物販に並んでいる最中には、「今、イス取りゲームをしたら絶対負けない自信があるな」と謎の高揚感を漂わせながら、財布の紐が緩くなるのを待っていました。
しかし思っていた以上に、物販の待機時間は少なかったです。約2年前のWILLPOLIS2014の時は、炎天下の中5時間並んだ記憶がありますが、その時に比べたら、今回は驚くくらいスムーズでした。本当にスタッフさん、運営の皆さん、その他関係者の皆さんに感謝したいです。
物販が思っていた以上にスムーズに進み、開演時間まで結構な時間がありました。それにしてもこの開演までの「時間」は、いつも学校に行く時の「時間」とは全く別物と言っても過言ではないと思います。なんせ、ワクワク感が尋常じゃないです。それくらい濃い時間となりました。
この時間を利用して僕は、Twitterという有名なSNSを駆使し、「フォロワーさんと会う」という行為を行っていました。おそらく、Twitterで繋がり、現地で実際にお会いするという一連の流れは、周りの沢山の人が行っていると思われることから、もう確立してきていると勝手に思っています。
そんなこんなで遂に開演時間に。僕はチケットをお譲りさせて頂く約束をTwitterを通じてさせて頂いたため、その方を探し、ライブをご一緒させて頂きました。
そして時刻は間もなく開演時間の17時に差し掛かろうとするところ。腕にPIX MOBを装着して始まりを待ちます。客席のボルテージはマックスです。
WP2014の時みたく、始まりの映像があるのかと思いきや、いきなり「300秒」からのカウントダウン。時間が少なくなってゆくのと比例して、客席の熱気は高まります。
もし、「人生で経験する興奮が収まらないカウントダウンの瞬間ベスト3」というものがあれば、今まで1位を独占してきた「HAPPY NEW YEARの瞬間」をぶっちぎりで越え、堂々の1位に君臨していたかもしれません。
カウントダウンが終了すると、咄嗟にメンバーがステージへ姿を表します。藤くんはいつものようにギターを右手で大きく持ち上げます。自由の女神もビックリでしょう。
そして舞台が暗転し、曲が始まります。
「扉開けば~♪」
遂にライブの扉も開かれました。
そうです「Hello,world!」です。
最後のサビに差し掛かる前の、ヒロのギターソロの箇所は、ライブアレンジされていました。
1曲目のハローワールドの演奏が終わり、約2年前のWP2014の頃の記憶が颯爽と呼び覚まされました。
2曲目は「パレード」
まさに心もパレード状態です。
そして心のパレードはなり止むことなく続きます。
まだあんまり心の準備が出来てない状態でのライブスタートだったので、光の速さで1曲1曲が流れていきます。
ここまでButterfliesからのエントリーだったので次曲もアルバムから来るだろうと想定していたら、3曲目は、まさかの懐かしのチューン「K」。これまでのBUMPのライブでは、セトリ2、3曲目は割と最近の曲をやっていたので、今回は「そうくるか!」と少し意外でもあり、やられた感がありました。「ライブ序盤で泣かせにくる」BUMPさんもなかなかだと思います。
曲が終わると、ここでメン
バーのMCが入ります。やはりチャマがリーダー的な存在となりしゃべり倒します。
BUMPの皆さんは、
ナゴヤドームでライブをするのが初めてだそうで、「初めてここでライブをする」という言葉を言い換え「
童貞」と表現していました。まさかライブ序盤でこの言葉を聞かされるとは誰も予想していなかったでしょう。この「
童貞」という、普段あまり使うことのない4文字を約4万人の観客席に向けて発する訳ですから、いつもとは破壊力が違います。また、さらに言い換え「
チェリーボーイ」。そしてメン
バーを指し、「ワンチェリーボーイ...ツゥーチェリーボーイ...」、最後にはニコルのお人形までも「
チェリーキャット」と言っていました。また「チェリーキャット」と言った際には、きちんとモニターにニコルが映っていたので、きちんと打ち合わせがあったのだと思います。そんなこんなでいつもの「
チャマ劇場」には、めちゃくちゃ楽しませて貰いました。
4曲目は「カルマ」
カルマはWP2014ガイシの1日目のアンコールで聴けた以来で、「必ず僕らは出会うだろう」の約束を果たされた気がしました。アップチューンは続きます。
5曲目は「ファイター」
一言で言うと圧巻です。こんなにも低く力強い
バスドラムの音がずっしりと心に響いてくるのかと思いました。それに重なる藤くんの歌声、魅了されました。
また、ラストサビの部分(ここにいるためだけに~♪)では、藤くんの歌声に力がこもり、「自らの命を削るかの如く、体全体で訴えかけてくる姿」が見受けられ、鳥肌でした。
6曲目は「宝石になった日」
カルピスのCM曲です。この曲でもラストサビ(ひとりじゃないとか 思えない日もある~♪)では、藤くんの心と体で訴えかけてくる姿が相見えました。自分にとってこのライブが宝石となりました。
ここでまたMCが入ります。
チャマが一言、「ウェーブが見たい。」
そしてメン
バーによるミ
ニコント「
ウェーブのやり方講座(4人ver.)」が始まります。順番は左手からチャマ→秀ちゃん&藤くん→ヒロでした。1テイク目は、まさかの「ヒロが藤くんの順番を飛ばす」という事態が発生。これには思わず藤くんも苦笑い。2テイク目ではやっと理想的な「4人ウェーブ」が完成し、観客席からは拍手が起きました。ウェーブ自体は自分もテレビでしか目にしたことが無かったので、とても新鮮で「
人間の一致団結力」を相見えた気がしました。スタンド席のウェーブが終わったと思いきや、次はまさかの「アリーナも負けてらんねえ!」とチャマの発言。スタンド席から見るアリーナのウェーブというのはもしかしたら一生見られないかも知れなかったので強く瞼の裏に焼き付けておきました。
そしてステージは暗転し、7曲目へ。
藤原
「昨日は新月だったんだよ...時間戻して聴いてね...。」
演奏されたのは「流星群」
真横のモニターが銀河を映し出し、まるで宇宙空間にいるかのような錯覚に陥りました。藤くんの一言一言が突き刺さります。望むならずっと聴いていたいと思いました。というかホントに演出が綺麗で素敵でした。
8曲目は「大我慢大会」
自分にとっては大興奮大会でした。曲に合わせてモニターには手拍子のアニメーションが流れており、少しだけWP2014の時の「whitenote」の
音ゲーを思い出しました。また、ラストサビ前の
「大声出せるか名古屋ーーーー!名古屋ーーーー!!」といった歌詞替えが印象的でした。
ここで演奏は一旦ストップとなり、メン
バーは
島へ移動。ドームだから島は無いだろう、という勝手な憶測を開演前はしていましたが、良い意味で裏切ってくれました。4人はアリーナを掻い潜り、後方の島へと移動します。僕も一度で良いのでメン
バーの皆さんに触れてみたいものです。
こちらの4階スタンド席からは、今までステージでは、炊く前のお米くらいの大きさでメン
バーが見えていましたが、島へと移動してからは、炊きたてのご飯くらいにはふっくらした大きさで、肉眼で確認することが出来ました。
チャマ「うちのボーカルギターーーーーーー」
観客席「おーーーーーー!」
チャマ「作詞作曲ーーーーーー」
観客席「おーーーーーー!!」
チャマ「この人がいなきゃ始まらない
藤原基央~~~~~~~」
観客席「うおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!!!(拍手)」
こんな感じの紹介でした。ヒロと秀ちゃんの順で続きます。また、秀ちゃんは一言も喋れないという設定らしく、藤くんが秀ちゃんに寄り添ってあげて、「翻訳する」という姿を見ることが出来ました。
ちなみに、明日の朝は何が食べたいか?というチャマの質問に対して秀ちゃんは、「朝は何も食べたくない」という回答をしていました。
これは、「彼女と同居している時に、彼女から発せられる質問に対して、男性が一番答えてはいけない回答第1位」なのではないでしょうか。
またヒロが喋っている最中には、藤くんが「お前の紹介の時に、いつもみたいにギタージャカジャカ鳴らせてあげられなくてゴメンネ...。」と、藤原の優しさが滲み出ているような言葉を生で聴くことが出来たため、その時ばかりは藤原に「抱かれても良い」と強く思いました。
MCも終わり、9曲目は「孤独の合唱」
ライブでは完全に観客席の合唱と化してました。そして正直この曲、なぜか2、3回くらいしか聴いた記憶が無かったため、生で演奏を聴いて「これだ!!」となんとか思い出すことが出来ました。ふと思ったんですけど、ライブでまだ誰も聴いたことがない「新曲」を演奏した時は、皆さんはどのような気持ちや心意気で聴いているのでしょうか...?そういう経験も一度はしてみたいものです。
PIX MOBが曲に合わさって遠隔操作され、会場全体が黄色に染まり、歌詞の「一面に咲く
タンポポの花」と上手く合致し、本当にキレイな景色でした。
そして島を終え、メン
バーは再びステージへと足を運びます。島からステージに移る際の曲として僕が経験したのはWP2013の「
メーデー」、WP2014の「ray」です。今回は何が来るか胸を高まらせながら待機していました。すると聞こえてくるのは、どうやら聴いたことのあるイントロ。
11曲目は「GO」です。アルバムの始まりの曲なので、まだまだライブは始まったばかり、みたいな錯覚に陥りましたが、どうやら結構佳境に来てたみたいです。
GOは良いですよね。字余り感が大好きです。爽快感もありますしね。「知らない同士人の群れ」この日だけは「ライブを楽しむ」という点では、知っている同士の群れだったと思います。
12曲目は「車輪の唄」
ライブver.でアレンジされていました。この曲は聴くと、どこかしら懐かしい気持ちになります。もうライブが終わってしまうのかと、歌詞と自分の感情が合致しそうになりました。
13曲目は、藤原の「まだ声出せるかい?皆一緒に歌おう!」といったフレーズからの「supernova」
一人一人のPIX MOBが光り輝く中で、演奏される曲、幻想的な風景と、儚い光はライブの終盤であることを物語っていた気がします。ラストサビの「らんらーらーらーらー♪」の部分は合唱でした。ライブで左右に光り輝くライトの一部になれたこと、存在意義を見い出せたこと、それだけで生きていて良かったと思えました。
14曲目は「ray」
恐らく今まで以上に盛り上がりが半端なかったのではないでしょうか。まためちゃくちゃ演出が凄く、綺麗でした。
特に演出凝っているなと思ったのは、歌詞の「〇✕△どれかなんて♪」の箇所では、天井にレーザービームで〇✕△の形が描かれていました。
もしかしたら他の曲でも何かしらの、僕が気付かなかった演出があったかも知れません。例えるなら花火でいう、ハート型やドラ〇もんの形と言えるでしょう。
また演奏が終わった途端に藤原がダブルピースしてました。このrayの演奏終わりからの藤原ダブルピースの流れは確実に確立してきていると思うので是非とも続けて頂きたいものです。
15曲目は「虹を待つ人」
終盤でこのチューンはアガりますね。ラストサビ前の「どこまでも~~歌え名古屋!」の煽りは、若干想定していましたが、やはり生で聴くとグッとくるものがあります。またラストの箇所、「このドアに鍵はない」の「鍵はない」の歌い方がアレンジされており、個人的に強く印象に残りました。
16曲目、藤原の「今日はありがとうね!最後の曲聴いて下さい!」からの「Butterfly」
確かにアルバム「Butterflies」の代表曲とも言える「Butterfly」をいつやるのかずっと疑問に思っていましたが、ここで遂に姿を表しました。
個人的には、島の後にするのかな?と思っていましたが見事に外れてしまいました。また演出が凄まじく、曲の最初には炎が上がりました。
あとレーザービームもまるで意志があるかのごとく右往左往していました。あの光景は、瞼の裏に深く焼き付いています。
あの光景を作り出すのに一体どれくらいの人が動いていて、どれくらいの期間かかったのだろうと、考えるだけでホントにもう二度と見ることが出来ないかもしれない貴重な光景だったんだろうなと思うととても感慨深いです。
そして藤くんの「またね!」という挨拶と共に、ライブが幕を閉じました。
しかし観客席は鳴り止まない拍手
喝采と同時に、supernovaのサビを合唱します。すると、暗転していたステージに明かりが灯され、メン
バーの服装がライブTに変貌を遂げ、再び舞台へと足を踏み入れます。
その際に藤くんは、「アンプの上にどうしたらツアーグッズのタオルを綺麗に乗せることが出来るか」、という大きな課題に直面し、本人も戸惑っていましたが、「半分に折り、「BFLY」のロゴが皆に見えるようにする」という模範解答とも言えるべき回答をして魅せたので、観客席も思わず拍手が飛び出しました。またタオルを乗せ終えた後には、ピシッと、「洗濯物を畳むお母さんの鑑」のような行動をしていたので、藤くんの器用さや綺麗好きな所を見ることが出来ました。
そんなこんなで演奏されたアンコール曲は「天体観測」
そういえばこの曲、本編ではやってなかったため、今回はやらないのかなと思っていました。アンコールで天体観測を聴くって割と珍しい(というか今まで無かった(?))と思うので、これはこれで全然アリだと思いました。というかラストに相応しいとも思います。
ラストサビ前の箇所「そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 今というホウキ星っっっっ↑↑」と観客に投げかけ、「今も一人追いかけている」と合唱するといった風に、ライブアレンジが繰り広げられていました。また個人的に天体観測は、ライブアレンジされている音源を聴きすぎていることもあり、ライブでアレンジがされてないと逆に違和感を感じることさえあります。
またラストサビの「もう一度君に会おうとして~」の所で、菌テープ&銀テープが降り注がれ、その光景は一瞬の瞬きさえ許してくれないくらい刹那で煌びやかでした。
最後の「オーイエーアハーン」が終わると同時に会場内に花火が上がり、ライブでの最高潮の盛り上がりを魅せていました。
そしてライブは幕を閉じました。
4人はステージから降り、チャマは上半身裸になり、ヒロと藤くんはグッズやペットボトルの水をアリーナに投げたりしていました。そしてラストに藤くんの言葉。「外寒いかもしれないから暖かい格好して、寝るんだよ。元気でね...元気じゃなくてもいいからね...」。
「元気じゃなくてもいいからね」という言葉は、個人的に、「日々生きていて、辛いときや逃げたしたくなる時が来ても、どうか元気じゃなくてもいいから、強がらずにあなたらしさを大切にしてそのままの姿で歩いてね。」的な意味だと解釈しました。見事に藤くんらしさが滲み出ていました。今なら藤原に抱かれても良いと思っています(二回目)。
....いかがだったでしょうか。なんかめちゃくちゃ長文になりましたね。しかし記憶を辿るのは面白いことです。
ツアーが発表された時は、「5月ってめっちゃ先やん」と思っていましたが、時の流れは早いもので、あっという間でした。
このような素敵なライブを実現させて頂いた運営さん、スタッフさん、並びに関係者の方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
それでは!☆☆☆☆