Gummy Gummy Night Festival

時空を旅する

よろしくお願いいたします。

「前前前世」っぽい言葉を考えてみようのコーナー

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こんにちわ、ふろーとです。


突然ですが皆さんは、「前前前世」と聞くと、何を想像するでしょうか?

君の名は?RADWIMPS?昨年のヒット曲?

そうです、前前前世とは、RADWIMPS昨年のヒット曲で、映画「君の名は」の挿入歌として起用されていましたね。


君の前前前世から僕は君を探し始めるんです。チリヂリになっても。


...そこで僕は思いました。

他の言葉も「前前前世」っぽく出来るんじゃない!?



というわけで今回は、前前前世」っぽくなるような言葉たを集めたのでご覧下さい。


連連連呼

<使い方>
・久しぶりに会った友人が、昔とは別人のように性格が変わっていて、何度も確かめるように、友人の名前を連連連呼した。


これは字面から窺えるとおり、めっちゃ連呼してますね。名前を連呼する回数に比例して、相手のイライラボルテージは上昇していくので、くれぐれも注意したいところです。


最最最古

<使い方>
ボスニアで、今世紀最最最古と呼ばれるピラミッドが発見された。


"最古"という言葉だけでもめっちゃ古いという意味が込められているのに、それに更に追い討ちをかけるように"最"の字が羅列されているので、常軌を逸した古なのでしょう。もはや"古い"という概念すら、無いのかも知れません。


暴暴暴露

<使い方>
・友人に学生時代の恥ずかしい過去を暴暴暴露された。


”大暴露”よりも重い暴露です。おそらく清々しいくらいの暴露なので、暴露された側は、恥ずかしいといった感情すら、沸かないのかも知れません。


快快快楽

<使い方>
・好きな音楽を聴いて快快快楽を得た。


快楽物質ドーパミンが、尋常じゃないくらい溢れるほど分泌されている様子が窺えますね。快楽の渦に飲み込まれている様子を指す言葉として、辞書に載ってもおかしくないでしょう。


豪豪豪語

<使い方>
・彼は、7月中に絶対、夏休みの宿題を終わらせると豪豪豪語した。


男に二言は無いので、おそらく宿題を出されたその日に全部終わらせるでしょう。夏休み前に宿題を出されたものの、やる気と勢いで颯爽と終わらせて、夏休みの宿題が夏休みの宿題になっていないケースがありますよね。


制制制覇

<使い方>
・チャリで日本全国を制制制覇した。


47都道府県を単にチャリで回っただけじゃなくて、その都道府県の有名な観光名所5箇所くらい回り、ご当地グルメ・ご当地土産のレポ、県知事にご挨拶、県民にインタビューしていい所をアピールしてもらう、などテレビ番組並に取材やリポートを細かく行ったのでしょう。本当で本気の日本全国制覇です。


逆逆逆転

<使い方>
・打ったーーーーーー!!!逆逆逆転満塁ホームランだーーーーーーーーーーー!!!!!


逆転=これまでとは逆の方向に回転する。
逆逆転=逆転が逆転する。つまり逆転される前の状態に戻る。
逆逆逆転=元に戻ったものがまた逆転する。つまり最初の逆転状態に戻る。


意味分かりませんね...!??


分かり易いように、野球で例えてみます。


阪神VS中日の試合、7回表が終了し5-2阪神がリード。7回裏の中日の攻撃で4点返し、5-6で中日が逆転。しかし8回表阪神の攻撃で、3点返し8-6で再び阪神逆逆転。8回裏、中日の攻撃は阪神の完璧な守備で0点。もうあとが無い中日。9回表阪神の攻撃は惜しくも0点。そして9回裏、中日の攻撃でまさかまさかの満塁ホームランで4点返し、中日が8-10逆逆逆転勝利を決めた。



...なんか更に意味が分からなくなったような気がしますが、とりあえず逆転したということです。


なので、素直に逆転と言いましょう。





...いかがだったでしょうか?

僕はそろそろゲシュタルト崩壊を起こしてきそうなので、この辺で失礼したいと思います。


皆さんも、心が暇であれば、考えてみるのも面白いのではないでしょうか。



ではでは!★★★★

花花花!!なばなの里 イルミネーションを見に行ってきたー!

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こんにちわ、ふろーとです!

春らしい季節になってきましたね。春と言えば、桜と言えば花見ですよね。

 

皆さんは今年、花見をしましたか?

 

ちなみに僕は花見をしようと予定していた日に、まさかの雨が降るという僕の雨男ぶりが発揮されて、花見は出来ませんでした。

花見は出来なかったけれど、何としてでも春は花を見ておきたい...!花が360°見渡せる場所...ということで、なばなの里に行って来ました。

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なばなの里に着いたのは16時過ぎ。イルミネーションの点灯が18時40分からだったので、それまで園内を一周して、イルミネーション点灯後にもう一周するという計画を立てて、足を進めます。

 

 

日本を象徴する花、桜。

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辺り一面に咲く、楽しげな表情を浮かべるチューリップ。

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毒々しいタケノコみたいな花。タイプを付けるとしたらおそらく「」でしょう。

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その佇まいに貫禄を見せつけ、控えめに謙遜しながらも私の居場所はここなんだと、アイディンティを確立してそうな花。

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...そんなこんなで沢山の花々に魅了されながらも、私たちは日本最大級とも呼ばれている「花ひろば」に足を踏み入れます。

 

花ひろば

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ひとことで言うとヤバイです。ホントに辺り一面、です。人間って不思議な生き物で、360°一面花に囲まれると「スゴイ」「ヤバイ」といった言葉が出てこないんですね。

視界の8割を花に支配されながら、私たちは一面に咲くチューリップの花に飽きることなく見惚れていました。

 

...するとこんな花の名前が。

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完全に大手自動車メーカーの名前ですね。その他にも「カローラ」「スズキ」「フェラーリ」といった花の名前が見受けられたので、名前を名付けた人は紛れもない自動車オタクだったのでしょう。

私たちは花なのか自動車を見ているのか分からない矛盾を胸に抱えながら、引き続き花に魅了されます。

 

 

 

魔法を使ってきそうな花。攻撃力は抜群に高いが、体力が皆無なため、すぐにやられることが多い。

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見た目は穏やかだけれど、実はを持っていて、物語終盤になると本気で襲い掛かってきそうな花。

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物語の中盤でピンチになった時に手を差し伸べてくれそうな花たち。

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そして花のひろばを花と一緒に散策していると、「アンパンマン探してね!」という看板を発見。そこで、花を見るのに夢中になっていた僕は、子どもの頃に戻ったような感覚を覚えながら、アンパンマンを一心不乱に見つ出そうとします。

 

 

 

2秒で見つけました。

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 これがアンパンマン!?と思ったのですが、アンパンマンにしては毒々しいなと思い、友人に確認してみたところ、このキャラクターはバイキンマンの手下である「かびるんるん」であることが分かりました。

ちなみに、かびるんるんは、バイキンマンの命令で様々な行動や悪さをするそうです。また、かびるんるんは名前の通り、自身が「カビ」であるため、アンパンマンなどに張り付き、カビを生やしてパワーを奪ったりするそうです。まさに縁の下の力持ち的な立ち位置のキャラクターと言えますね。

 

かびるんるんの画像です。一応参考に。

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出典:http://renote.jp/articles/8221

 

 そしてすぐ隣には例のお二方がいました。

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しょくぱんまんドキンちゃんです。これはもはや意図した配置としか言いようがありませんね。今後の2人の恋の行方を、僕は一生忘れることはないでしょう。

 

そもそも何故、なばなの里ではアンパンマンがプッシュされているのだろう?別にドラ〇もんや名探偵コ〇ンでも良くない?僕はふと疑問に思いましたが、おそらく今長島スパーランドで「アンパンマンミュージアム」が開催されており、その影響でアンパンマンがプッシュされているのでしょう。つまりアンパンマンスポンサーになっているのです。

 

そんなこんなで、時間も良い感じになり、いよいよイルミネーション点灯の時間が迫ってきます。

 

 

 

そして...遂にイルミネーションが点灯されました...!

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ホントに心が綺麗に浄化されていきます。そして、流れているBGMがちょっとだけディズニーっぽかったので同時にテンションも上がります。

 

そして、私たちはあのCMでよく見る「光のトンネル」へ。

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満天の空に無数の光が互いに煌めきあって、私たちを心の奥深くまで灯してくれます。幻想的で神秘的で夢幻的で、そこに言葉なんて必要なくて、そこにいるという事実、今生きているという事実だけで充分なんだってことに気付かされました。

 

そして、200mの光のトンネルを抜けた先には、突如としてイルミネーションのメインステージが姿を現します。

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想像を遥かに超えた、幻想的で壮大なスケールが目の前に立ちはだかってきます。

ちなみに今年のテーマは「大地」で、アメリカ大陸、アフリカ大陸、南極大陸ユーラシア大陸、日本といった代表する美しい絶景が世界最高峰のプログラミング技術で演出されます。

演出されるイルミネーションが鮮明で綺麗過ぎて、果てしなく永遠に見てられました。

 

これは母なる大地アフリカです。キリンやゾウのシルエットが映し出され、サバンナで生きる動物たちの果敢な姿と神秘さが大自然のパノラマで見ることができます。

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これはユーラシア大陸です。世界で最も美しい滝がある場所として知られている世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園”がモチーフとなっているそうです。これは本当にLEDだけで映し出しているのかと、錯覚するほど鮮明で色鮮やかで、マジで滝がそこに存在しているみたいでした。マイナスイオンをめっちゃ浴びてきたことでしょう。ちなみに僕は5つの絶景のうち、ユーラシア大陸が一番好きでした。

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文面と写真だけでは2%くらいしか、この感動をお伝えすることが出来ないのが悔やまれますが、ホントに満足がはち切れるほど満足で、望むならずっとこの空間にいたいと強く思ったほどなので、皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

それでは最後に展望台から見たアンパンマンたちと、100mの光のトンネル「」を見ながら今回はこの辺りでお別れしましょう。

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ちなみに、秋をイメージした光のトンネルは、写真のような薄い赤から少しずつ彩度が高くなっていき、限界までの彩度が高くなってから一斉に色に移り変わります。交感神経副交感神経の互いの交錯が、忙しく身体の中を楽しそうに走り回っていました。

 

そして、気付いたらめっちゃ花が好きになっていました。

 

ホントに行ったことのない人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか!

 

見えた景色のように、いつまでもを咲かせて生きたいですね。

 

 

ではでは!★★★★

 

ズルをする!シャトルランで記録を伸ばす方法3選

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こんにちわ。ふろーとです。

3月も終わりを迎え、今日から4月です。

4月と言うと、新学期、新年度、新生活など、何かと新しいことが目白押しの月ですね。

僕も新社会人になるらしいので、不安と不安しかありませんが、少しずつ精進していきたいと思います。

 

そんなわけで今回はシャトルランで記録を伸ばす方法を考えていきたいと思います。

 

そもそも皆さんはシャトルランをご存知でしょうか?

 

春休みが明けて学校がスタートして、最初にある体力テストで、万を辞して姿を現すあのクソだるい持久走のことです。

 

シャトルランを簡単に説明すると、20m間隔で引かれた線の間をドレミの音に合わせて走り、何回往復出来たかを計測する体力テストの一種です。


しかも僕は全く運動が出来ない人間だっため、地獄でしかありませんでした。

 

おそらく、シャトルランは僕の中では学生時代のトラウマランキング3位くらいにランクインしてくると思います。

 

30回付近でバテて脱落して「もうちょっといけたのに...」と自分を卑下する人、50回付近で脱落して「よし、まあまあかな」と自分を納得さて肯定する人、70回付近で脱落してドヤ顔をかます人、こんな風にシャトルランにはそれぞれのドラマがあり、思う気持ちは様々です。

 

そして、自分を卑下しない人を増やしていくためにも、シャトルランで少しでも記録を伸ばして、良い気持ちで体力テストを終えたいですよね。

 

そんな訳で、シャトルランで記録を伸ばす方法を考えましたので、良ければ参考にしてみて下さい。

 

ローラーシューズを使う

まず、ローラーシューズとは格納式の小型の車輪が靴の底に付いている、履くだけで高速移動が可能な優れものアイテムです。最近では、子どもから大人用まで商品が充実しており、幅広い年齢層で楽しむことが出来ます。そしてシャトルランにおいては実質最強のアイテムと言えるでしょう。

ただ、履き慣れてないと逆効果になります。特に、途中で転んでしまった場合、再び立ち上がるのに余計な体力を使ってしまうのと、時間を大幅にロスしてしまう恐れがあるため、ローラーシューズを履いてシャトルランに臨むのは練習して極めた上級者向けと言えるでしょう。

 

シャトルランの途中で母親からのビデオレターを上映

「たかし...あなた最近、勉強に部活に毎日頑張ってるわね...。いつもは何だか照れくさくて言えないけれど、この場を借りてたかしにエールを送ります...。良ければ聴いてください...。」

こんな感じで、母親からの感動的なビデオレターが流れます。ちなみにBGMはスガシカオの「progress」です。母親のエールほど身に染みて「頑張ろう」という気持ちになるものはないと思います。しかし体育館で上映されているということは、少なからずクラスの人に見られるわけです。そこに恥ずかしさが露呈してしまい、逆に良い記録が出せなくなってしまう恐れもあります。なので、出来れば周りの目が気にならなくなる50回を超えたあたり、最も苦しくなる時にビデオレターを上映すれば完璧でしょう。ちなみにドレミの音がビデオレターの音量に負けたらそこで試合終了です。

 

ドレミの音がピアノの先生による生演奏

 モノマネ大会で言う、御本人登場パターンです。しかもドレミの音は徐々にスピードアップしていくので、ピアノの先生は熟達したリズム感覚集中力忍耐力が必要になってきます。

先生も大変で生徒も大変。そんな同じ境遇・苦しみの中で頑張る者同士がぶつかり合うことで、自ずとそれは精一杯走り切る原動力に変わり、驚くほど記録が伸びることでしょう。そして、たまにピアノの先生によるアレンジも見ることが出来ます。みんなが疲れてきたと感じた時は「ドレミの歌」を生歌と共に歌ってくれるので、よりリラックスして走ることが出来そうですね。

 

 

いかがでしたでしょうか...?

一つでも良さそうなアイデアがあれば、参考にしてみて下さい。

なんか久しぶりにシャトルランがやりたくなってきましたね。僕はローラーシューズを極めて参戦してみようと思います。

それでは今回はこの辺りで。

 

ではでは!★☆★☆

 

最後のアルバイトが終わった

昨日で塾のアルバイトを終えた。初めてから約1年半と短い期間ではあったものの、僕にとってはとても濃い時間だった。

塾講師のアルバイトを始めたのは2015年の10月くらいで、始めようと思ったキッカケは単純に"子どもと関わるアルバイトがしたかった"からという理由である。しかし、始めた当初は不安という二文字が頭の中を駆け巡っていた。

というのも、きちんとしたアルバイトというものをそれまでに経験したことがなく、"やりたい"という気持ちは大きかったものの、それに比例した"自信"は上手く自分の中に見い出せないでいた。

そんな"自信の無さ"は"大きな不安"に置き換わり、それが弛緩した行動になって表れて、他人の目に幼く映る。
他人の瞳に幼く映った自分の姿は、いつしか怒られる対象に変わり、遂には辞めさせられるところまで来ていた。

「声が小さい」「もっと大きい声で」「声にメリハリをつけて」

何回言われたか分からないけれど、それでもこんな自分を叱ってくれる社員さんの優しさに感謝しながらも、少しずつそれを意識しながらアルバイトを続けた。

今思えば最初の2ヶ月は苦しかった。自分を叱ってくれる社員さんの優しさと、それに上手く順応出来ない自分とがぶつかり合って、自問自答しつつも何とかやって来れた、やって来させてもらった。

おそらく声の大きさやトーンを変えるには、相当意識して発声しないと不可能で、簡単に磨かれるものではない。なので僕は、授業の中で、教えることだけに固執せず、出来るだけ生徒と会話して、目標を達成しようとした。

しかし、ただ会話するということだけでも難しくて、会話に入り込み過ぎてもダメで、逆に全く関心を示さないのもダメなのである。生徒と一定の距離を保ちながら会話をする、これが以外と難しい。

しかし3ヶ月はくらい経つと微々たる速度ではあるが、少しずつ進歩しているのが自分でも分かった気がした。

そして、2016年の3月になると、僕に大きな壁が立ちはだかってきたのである。そう、就職活動である。

実は以前から就活の前までに辞めようかなと頭の片隅で思っていたが、決断する間もなく、人生の分岐点である就職活動をする時期がやって来たので、就活と並行してアルバイトを週2~3回のペースでやっていた。

塾は基本夜からなので、説明会や面接を終えて、スーツを身に纏った格好で、アルバイトに行っていた。

増えていく希望と希望を奪うお祈りメール、連鎖が連鎖を呼び、身体と心が削りとられそうになっていた。

それでも、塾のアルバイトに足を運ぶと、変わらない元気な純粋で明るい生徒がそこにいて、本当に元気を貰っていた。

純粋で無色透明に輝いていた一つ一つの光は、僕の心まで到達して照らしてくれて、いつしかそれは無意識に明日を生きる希望に変わっていた。

生徒から発せられた優しい言葉の雨は、僕の深く傷ついた心までは、流してくれなかったけれど、それでも、再び立ち上がる勇気を貰っていた気がする。

就職活動が始まってから3カ月くらいが過ぎた頃、徐々にスーツを着る回数も減っていき、少しだけ気軽な気持ちで授業が出来た気がした。

そして、少しずつアルバイトにも慣れていき、少しずつ自信がついてきて、自分の授業スタイルを確立していった。

僕は中学の頃、塾に行っていた、というより行かされた。もはや自分の意志ではない。強制されて自主的に行動したわけではない。おそらく中学生で塾に通っている人の動機の大半は、親に行かされた場合が多いだろう。つまり、中学生にとって”塾”という存在は、”だるい”、”面倒くさい”、”行きたくないけど行かないといけない”など、あまり肯定的な印象を持たれない。だから僕は”塾”という場所を、少しでも行きたくなるような、楽しい場所であるような、そんな場所にしたいと思っていた。塾に行くのが楽しいと生徒に思ってもらうためには、講師の先生の指導能力やセンス、面白さに掛かっていると言っても過言ではない、というよりそれが全てである。

だから僕は、良い意味でテキトーに、面白い授業を心掛けていた。面白い授業、すなわち生徒を笑わせたら勝ちゲームである。

そして、生徒を笑わせるためには、ボケないといけない。ボケる以外に人を笑わせる方法は幾つでもあるが、僕にはボケる方法が経験則で一番合っていた。というより、自分自身が割とボケたがりな性格な面も影響しているかも知れない。

しかし、生徒に勉強を教えるにおいて、「ボケる」ことは一見、タブーに近い行為のように思える。なぜならボケることは、非論理的な発言をして笑いを取り、ボケ過ぎると、勉強を教える立場上、講師の信頼度の低下などに繋がる恐れがあるからである。

でも、ボケることで、自分のキャラが確立し、それを生徒に理解させることが出来るようになり、生徒との距離も近くなることはメリットの一つである。

ボケ過ぎずにボケて授業をする。簡単そうに見えて実は以外と難しい。

ボケることの必要性やメリットについて語ると長くなりそうなので割愛します。

こんな感じで、アルバイトに慣れ始めたら、出来るだけ面白い授業をすることを心掛けて、1コマ1コマを丁寧に良い意味で適当に臨んだ。

そんな心構えで授業をしていくと、いつしかアルバイトを始めた当初の自信の無さや、心が泣き叫んでいた自分自身のことなんか忘れていた気がした。

たぶん、そんなこと考える間もなく、楽しく授業が出来ていたのだと思う。今となって思えば。

そして、授業をしていて改めて思うことは、生徒の元気さと集中力が凄いことである。本当に彼らは目の前のことにしか集中していない。年齢を重ねていくにつれて、汚れた自分自身を洗い流すかのように過去の成功に固執したり、未来への不安に打ちひしがれそうになったりして、本当に「今この瞬間」を意識することが少しずつ困難になっていくように思う。虚ろな目をして笑って、笑われて、自分自身というものを見失いそうになる時や、不確かな情報に惑わされて、本来やらなければいけないことが出来なくなってしまうこともある。

でも生徒の目は皆キラキラしていて、本当に「今」を精一杯生きている。周りの情報に踊らさせることなく、試行錯誤しながらも、命を全部使って生きている。今を生きることがどれだけ難しいことか、しかしそれを生徒はあたかも「普通」と装って、目の前の課題に全力を注いでいる。

このような光景を見れば、元気を貰えない訳がない。

人が無垢な心で何かに精一杯取り組んでいる姿は、美しくて羨ましい。

最後の授業では、いつも通りを貫いていつも通り挨拶をして帰ってきた。

ちょっとだけ小中学校の卒業式で先生方が涙を流す理由が分かった気がした。

本当に子どもってまだまだ可能性を秘めているなぁと感じる。

無垢な心と子どもの頃のような好奇心を持って生きたいなぁ。

なぜなら、子どもっぽさって割と生きていく上で重要なスキルだと思うから。

今の今まで、生徒たちと10代の貴重な時間を共有出来て、嬉しかった。奪っていないことを信じたい。

もう戻れない悔しさと悲しさは、生きる原動力に置き換わった。

複雑だけど単純で、単純だけど複雑。

心の底から「二度と来ない今という青春を謳歌しろよ~~~~~!!!!!」って叫びたいなぁ。


今までホントにありがとうございました。


ではでは!☆☆☆☆

人生初!秋葉原のメイド喫茶に行ってきた話

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こんにちわ。ふろーとです。

突然ですが、皆さんはメイド喫茶に行ったことはあるでしょうか?


ちなみに僕は1度も行ったことがなく、今回初めての体験でした。

そもそも、なぜメイド喫茶に行くことになったのかと言うと、俗に言う大学生のノリ的なやつです。

しかし、僕のノリで行ける場所ランキングの中ではメイド喫茶は割と上位の位置でレベルが高く、10分くらい自問自答しながら迷っていました。

ちなみに、僕のメイド喫茶に対する漠然としたイメージを列挙すると、

・萌え萌えなメイドさんが接客してくれそう
・萌え萌えな服を来てご主人様って言われそう
・萌え萌えな言葉を言わされそう
・萌え萌えなメイドさん目当てなおっさんが多そう
・ヤバイお客さんとか色々いそう
・とりあえずなんかヤバそう

...こんな感じで、1度入ってしまったら、何かいけないことをしている罪悪感に駆られてしまうんじゃないかと強く思ってました。


ちなみに行ってきた秋葉原メイド喫茶はここです。

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@ほぉ~むカフェというメイド喫茶です。


@ほぉ~むカフェは1店舗だけではなく、同じビル内に密集して4店舗もあります。なのでそれぞれの階のカフェによってメイドさんや店の雰囲気が違うんだとかなんとか。


そんなこんなで初めてのメイド喫茶に足を踏み入れることに。


入るや否や突然、「お帰りなさいませご主人様♡」のフレーズが耳に飛び込んできました。文面では萌え萌え感を出すために、語尾にハートマークをつけていますが、十中八九メイドさんはハートという名の惚れ惚れビームを僕達の胸に突き刺してきていました。

平日の夜にも関わらず席はほぼ満席で、外国人のお客さんもちらほら見かけました。


残念ながら店内の写真は無い、というよりメイドさんを撮影するのが禁止なため、文面だけで萌え萌え感を感じとって頂けると幸いです。


連呼される聞き慣れない主人様というワードに、良い意味で感情を狂わされながら、席に座りメニューに目を通します。


メニュー一覧に目を通すと...

ドリンクメニュー

・あいちゅコーヒー
・あいちゅ抹茶ラテ
・ミックスじゅーちゅ

フードメニュー

・わんわんカレーらいちゅ
・メイドとぷっちん♡キラキラ✱プリンセスアラモード
・まぜまぜ♪ナポリたん


などなど、ここでしか見ること味わうことの出来ない文字が羅列されていました。


もしサイゼリヤでこのようなメニュー表記であれば、水だけ飲んで帰と思います。


羅列された見慣れない文字列に惑わされながら、僕はまぜまぜ♪カルボナーラあいちゅ抹茶ラテを注文します。

料理が運ばれてくるのを待っている間は、メイドさんが話しかけたりしてくれて、夢と欲望に溺れることが出来ます。


夢と欲望に浸りながら、注文したカルボナーラとあいちゅ抹茶ラテが運ばれてきました。

また、注文した抹茶ラテには、好きな絵を書いて貰えるということで、BUMP OF CHICKENの公式キャラクター「ニコル」をメイドさんに書いてもらいました。


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かわいい...かわいすぎます....。


そして次にカルボナーラ


お腹も空いていたので早速スプーンとフォークを両手に持ち、食べようかと思った矢先にメイドさんが一言。


一緒にまぜまぜして下さいね


一緒にまぜまぜ!??!!??


冷静になったら負けです。


私が「まぜまぜ♡」と言ったら一緒に「まぜまぜ♡」って言って下さいね

僕は自分を保つので精一杯でしたが、なんとか恥ずかしさを振り絞り、「まぜまぜ♡」と心の中で唱えました。

これメイド喫茶じゃなかったら軽いパワハラだなと思いましたが、ここはメイド喫茶なので良かったです。気は確でした。


まぜまぜ♡コールが終わると、最後の仕上げとして「美味しくなーれ(と言いながら手でハートマークを作る)」と唱えて、萌え萌え儀式は終了です。


カルボナーラの味は若干冷めていました。おそらくメイドさん人肌の暖かさに、カルボナーラの温度も吸い取られてしまったのでしょう。メイドさんの萌え萌えの儀式にはアッパレです。

料理を嗜んでいる最中にもメイドさんと会話したりして、楽しいひと時に浸っていました。


また周りを見渡せば、外国人の方が嬉しそうに会話していたり、小さな子どもがテーマパークに来たようなテンションではしゃいでいたり、メイドさんと同じ年齢くらいの女性がTwitterのアカウント複数持ってることのメンヘラ感を語っていたり、30~40歳くらいの男性がメイドさんをずーっと見ていたり、本当にその光景はメイド喫茶でしか味わう・感じることの出来ないものでした。

料理も食べ終わり、メイドさんと写真を取り、メイドカフェのメンバーズカードを貰い、メイド喫茶を後にしました。

お店の滞在時間は1時間ということだったので、メイドさんの「行ってらっしゃいませ、ご主人様♡」の掛け声とともにメイド喫茶を出ました。


メイドさんに掛けられた魔法の溶けるスピードはとてもスローで、僕の脳内はドーパミンの過剰分泌で忙しくなっていました。


ジャンル分け出来ないドキドキを抱えながら、僕たちは可愛かったメイドさんの話で盛り上がりました。


おそらくメイドさんになるに至った経緯はそれぞれあるだろうけれど、あんな風にどんなお客さんとでも、笑顔で「萌え萌え♡」って接客していることが、あの場所では普通の光景として映るけれど、裏を返せば、とても大変なんだろうなって思う。あの笑顔の裏側なんて見たくもないし、知りたくもないけれど、ちょっと考えてみるだけで、大変さが分かる。おそらく自分の思っている想像以上の世界なんだろうけど。


そして、メイド喫茶メイドさんに求められるorお客さんが求めていることの一つは"可愛いメイドさんとお話が出来ること"メイド喫茶界隈において、やはり、メイドさんは可愛い・可愛くないのレッテルや暗黙的な順位付けが行われていると思う。働いている本人達は意識していないかも知れないけれど、無意識的に、やはりそういったランク付けは行われているし、個人的に自分自身で行っていると思う。


暗黙の了解のもと行われている順位付けと、それぞれの家庭の事情、この先の人生とか、その他諸々のモヤモヤがお互いにぶつかり合いながらも、笑顔で嫌な顔一つ見せずに心の底から幸せになれるような接客を日々行っていると思うだけで、メイドさん一人一人を心から応援したくなる気持ちになる。


本当にメイド喫茶に対するイメージが一転した。今までメイド喫茶というものを色眼鏡的に穿った見方で見ていたけれど、良い意味で全て裏切られたような気がしました。


メイド喫茶に来ている多種多様なお客さんは、メイドさんに元気を貰ったり、一緒にキュンキュンしたりするだけじゃなくて、本当はお客さんがメイドさんに元気をお裾分けしているんじゃないかって、今は強く思ったりする。


メイド喫茶という場所に、疚しい気持ちや後ろめたい気持ちなんて存在しない気がした。少しはお客さんの心の中にはそういう類の気持ちはあるんだろうけど、そういうのは萌え萌えという透き通った水槽に閉じ込められている気がした。


辛辣感超えた笑顔幸福感超えた涙ってもしかしたらテトリスみたいにカチッとハマるのかも知れませんね。


気持ち悪くない方向でメイドさんとお客さんが互いに通じあっていますように、そして今後も通じ合いますように。



という訳で今回はこの辺りで終わりたいと思います!


ではでは!☆☆☆☆